
人とロボットとの共生社会の実現へ
ROSシステムインテグレーター
ROS開発活動実績
当社が独自開発しているROSベースの自走式ドローンを活用した実証実験などの事例や、取り組んでいる技術要素について紹介します。
次世代屋外走行機
【Albion】

次世代屋外走行機を現在制作中です。
Robocup @Home
RoboCup @Homeは自律移動ロボットにおける基礎機能であるマップ作成やナビゲーションに加えて、人や物体の認識、人との対話、ロボットアームの軌道計画など多岐にわたる機能が必須であり、またそれらを組み合わせてタスクを遂行するためのシステムインテグレーションが必要とされます。
2022年は「Cuboid」をベースにロボットアームを装備、2024年は「SOAR」で大会に出場しました。
stickler for the rulesタスクにて、ChatGPTに今注視している人の画像と守らせたいルールの内容を与えることで、どのルールを破っているかを一度に判断可能にしています。
ルールの内容例:
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靴を脱いでいるか
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手に飲み物を持っているか
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床に物を捨てていないか

人から対話を通じて与えられた命令に対し、SOARが行える動作リストをもとに、ChatGPTに命令を実現するための動作の実行順序を生成させることで、定型でない命令の内容であっても意図をくみ取った動作を可能にしています。
指示した命令:コーヒーテーブルからミルクをとってきて
ChatGPTが生成した動作計画:
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コーヒーテーブルへ移動
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ミルクの検出
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ミルクを把持
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命令を受け取った場所へ移動
モバイルマニピュレータ開発(SOAR)
RoboCup2022・WRSへ参加した実績・経験をベースにモバイルマニピュレータ(アーム付き自走式ドローン)を開発しています。苦節10年。やっとFetchの背中が見えてきました。
想定タスクはコンビニエンスストアでの買い物を想定しています。
画像認識を用いたカップ麺のpick & place動画です。
エレベータ連携による中継フロアを経由した低/高階層エリア間の自律走行の様子です。
開発風景動画
RoboCupやWRSの競技会にある「コンビニタスク」は、お店側の動きを想定していますが、我々が目指すタスクはユーザ目線でのコンビニへの買い出しです。

ロボットがコンビニで買い出しを行うためには下記のフローを行う必要があります。
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ユーザ :注文内容を発話(音声認識)
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ロボット:コンビニへ向かう・ドアを開ける・エレベータ乗車・コンビニへ到着
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ロボット:商品ピックアップ(商品認識・取り出し)
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ロボット:商品を提示
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店員 :会計(POSへ入力、ロボットに貼付されたPayPayのQR読み込み)
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ロボット:商品を受け取る
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ロボット:ユーザの元へ移動、到着後ユーザへ渡す
つくばチャレンジ
毎年、茨城県つくば市で行われる「つくばチャレンジ」へChief Scientist室で開発した屋外用自走式ドローンで参加しています。
ROS + Autowareを基にした「屋外自律走行システム」を構築しました。
マップ上をスタートからゴールまで4倍速で撮影したものです。
3D Lidar(velodyne)の点群にfisheyeカメラの色情報を投影したマップを作成しています。
この動画は寄りの映像です。

マップ上をスタートからゴールまで4倍速で撮影したものです。
3D Lidar(velodyne)の点群にfisheyeカメラの色情報を投影したマップを作成しています。
この動画は俯瞰の映像です。
シミュレーション上でエレベータを用いた巡回デモ

シミュレーション上でロボットがエレベータを用いて移動する巡回デモ映像です。

自走式ドローンをRaaSで提供
3か月Free rent
※3か月Free rentご利用条件
人の往来のある場所(例 ホール、パブリックスペースなど)での利用に限らせていただきます。